活動報告
児童養護施設の子どもたちにとっての「進学」とは。
施設を卒園する子どもたちにとっての進学という選択肢
本日のブログでは、児童養護施設の子どもたちにとっての「進学」がどのような思いを持っているのか。
進学にあたり、子どもたちが抱えている悩み、課題についてお伝えします。
私が施設職員をしていた時のエピソードを交えて、紹介いたします。
(紹介するエピソードの内容は児童個人を特定できないように名前表記等を一部変えて掲載しています)
児童養護施設の子どもたちの進学率について
厚生労働省の調査結果によると、児童養護施設やの子どもたちの高校進学率は、全国平均98.8%に対して、94,9%の高水準の数値を維持していることがわかっています。高校進学率は高いですが、大学進学率に関しては、全国平均が、50%を超えているのに対して、児童養護施設出身の子どもたちが、約18%という結果が出ており、大きな差があるのが見てわかります。
出典:厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課「社会的養護の推進に向けて」(令和4年3月31日)
高校生になり、施設担当職員と一緒に、卒園後の進路について本格的に考える時期になると、4月からの一人暮らしの生活を考えると、学費、生活費全般を考えた際に、2〜4年の期間を、自分でお金を工面していかなければならない課題に直面します。奨学金制度を利用をした場合、返済が必要な奨学金だと、卒園後に返済をしながら、仕事に就く、将来は結婚も考えた時に、「経済的不安」は、18歳の若者たちにとって、大きな壁となっています。
生活費支援の制度なども支援制度も増えてきていますが、親に頼ることのできない彼らにとって、「お金のことで悩むくらいなら、早く就職してしまおう」と、卒園後の進路希望を、進学から就職へと変更する子が多い現状です。

思い描いていた未来との違い
私が児童養護施設で働いていた時、当時、担当していたAくんは、中学生の頃から子どもと関わることが好きで、保育士になりたい夢を持っていました。施設でも小さい子たちと一緒に遊んだり、面倒をよく見てくれており、小さい子たちからもお兄さんとして慕われていました。
Aくんが、高校生になり、高校1年生の夏に保育士の資格の取れる学校を調べ、学校のパンフレットをいくつか取り寄せていました。パンフレットを取り寄せて、学校の雰囲気やサークル活動、学校までの交通機関のアクセス方法なども知ることが出来、進学に対する希望が高まっていたAくんでしたが、大きな課題は、進学に関する費用でした。
保育士資格が取得できる学校の主な費用の一例
・入学金(入学時のみ)
・授業料(前期・後期)
・施設設備費(年度ごと)
・テキスト、教材費(年度ごと)
・実習、研修費(都度)
・学友会、後援会費(年度ごと)
・保険料、その他(年度ごと)
・定期代(都度)
・毎日の昼食代など
私立大学の場合、初年度納付金の平均総額は、約148万円となっています。
入学費用や実習費用などの諸経費を含めると、4年制の大学の場合、約520万円の学費が必要となってきます。
私立短期大学(2年制)の場合、2年間で、約240万円の学費が必要です。学費ローンの制度もありますが、奨学金と併用するとなると、卒業後の返済が必須となるため、金銭面の課題が、大きく立ちはだかってきます。これに加えて、1人暮らしの毎月の家賃、生活費等もかかってくるのです。
金銭面の課題から進学を諦めてしまう
上記の金銭面の課題に直面したAくんは、「こんなにお金がかかってしまうなんて…卒業しても返済していく生活が想像できない」と不安を抱え、「進学するのやめようかな」と保育士の夢を諦めることも考えました。
そんな時に、Aくんの進学する思いを支えるのが、「返済不要の奨学金」です。返済不要ということで、卒業して仕事に就いた後の返済していく生活を心配することがありません。夢だった仕事に就いて、生活をしていくことができます。現行の奨学金制度は、併用が不可の物もありますが、未来のつばさの奨学金は、返済不要の奨学金制度となっていますので、子どもたちの夢を応援・未来を支えていくことができます。また、他の奨学金制度と併用が可能ですので、金銭面の課題・悩みをクリアしていくことができるのです。
PayPayで寄付ができるようになりました。
このたび、未来のつばさへのご寄付に「PayPay」をご利用いただけるようになりました。
スマートフォンから簡単にお手続きいただけるため、これまで以上に気軽に子どもたちの未来を応援していただけます。
「子どもたちの力になりたい」
「少額からでも応援したい」
「思い立ったときに寄付をしたい」
そんなお気持ちを、より気軽に支援につなげていただけます。
▼ PayPay寄付ページ
<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
今すぐできる寄付はこちらから
あなたが寄付することで、夢を持つ子どもたちの生活と夢を応援することができます。
進学を希望する児童養護施設の子どもたちのために、温かいご支援をお願いいたします。
今すぐできる寄付は、こちらをクリック
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。




























