活動報告
奨学金制度が広げる、子どもたちの未来の選択肢
児童養護施設の子どもたちの卒園後の進路選択について
「行きたい」だけでは、選べない進路もあります
児童養護施設を退所した後の進路を考えるとき、選択肢は一つではありません。
大学へ進学する。
短期大学へ進学する。
専門学校で資格や技術を身につける。
就職して社会へ出る。
どの道を選ぶかは、本来、その子自身が「将来何をしたいのか」「何を学びたいのか」を考えながら決めていくものです。
しかし、児童養護施設で暮らす子どもたちにとっては、「やりたいこと」だけで進路を決めることが難しい場合があります。
進学するためには、入学金や授業料だけではなく、教材費、交通費、そして卒園後の生活費なども考えなければなりません。
「進学したい」という気持ちがあっても、「その生活を卒業まで続けていけるだろうか」という現実的な問題にも向き合う必要があります。
制度を知らなければ、「選択肢」にすることもできない
進学を支える制度には、さまざまなものがあります。
返済が必要な貸与型奨学金だけではなく、返済する必要のない給付型奨学金や、授業料等の負担を軽減する制度、自治体・学校・民間団体などによる支援もあります。こうした制度の存在を知り、自分が利用できる制度を見つけることができれば、それまで難しいと考えていた進路が、現実的な選択肢になることがあります。
たとえば、「入学金や学費が払えないから就職するしかない」
と考えていた子どもが、利用できる支援制度を知ることで、「専門学校へ進んで、資格を取得する」という道を考えられるようになるかもしれません。
奨学金や進学支援制度は、単に学費を補うだけのものではありません。子どもたちが自分の未来を考えるときに、「自分のやりたいこと、進む道」の選択肢を増やす役割も持っています。
選択肢が増えることで、「将来やりたいこと」から考えられる
もし、経済的な理由から最初から進学を諦めてしまえば、
「どんな学校で学びたいか」ではなく、お金がかからない道はどれか」
という考え方から進路を決めることになってしまうかもしれません。
しかし、利用できる支援制度があることを知れば、
「保育士になりたい」
「調理の仕事をしたい」
「建築について学びたい」
「福祉の仕事に就きたい」
といった、自分の夢や目標を起点に進路を考えられる可能性が広がります。
進学すること自体が目的なのではありません。
その先にある、
「なりたい自分に近づくために、どの道を選ぶのか」
を考えられることが大切なのだと思います。
また、奨学金によっては、他の制度との併用が認められているものもあります。
大切なのは、
「どの制度が利用できるのか」
「他の奨学金と一緒に利用できるのか」
「返済が必要なのか」
などを確認し、その子に合った支援を組み合わせていくことです。
支援制度についての情報が届くこともまた、子どもたちの未来を支えることにつながります。

「未来のつばさ」も、未来の選択肢を広げる一つの支援です
「未来のつばさ」は、児童養護施設で暮らす子どもたちの進学を支える、返済不要の奨学金制度です。
返済の必要がないことで、進学時の経済的な負担を軽減するだけでなく、卒業後に奨学金の返済を抱えず、新しい社会生活をスタートすることにもつながります。
もちろん、一つの奨学金だけですべての課題を解決できるわけではありません。
国や自治体、学校、民間団体などのさまざまな支援とともに、「未来のつばさ」も子どもたちの進学を支える選択肢の一つでありたいと考えています。
「できない」ではなく、「どうすればできるか」を考えられるように
子どもたちが将来を考えたとき、
「お金がないから無理」
「施設を出た後の生活が不安だから諦める」
というところで、夢への道が途切れてしまわないように。
支援制度を知ること。利用できる制度につながること。
そして、必要な支援を受けながら進学できること。
その一つひとつが、
「自分にはこの道しかない」から、
「自分はこの道を選びたい」へ。
子どもたちの進路を変えていくきっかけになります。奨学金は、単に進学に必要なお金を支えるものではありません。
その子が自分の夢を思い描き、自分の意思で未来を選ぶための選択肢を広げる支援でもあります。
「未来のつばさ」は、子どもたちが経済的な事情だけで夢を諦めることなく、その先の未来へ一歩を踏み出せるよう、これからも支援を届けてまいります。
PayPayで寄付ができるようになりました。
このたび、未来のつばさへのご寄付に「PayPay」をご利用いただけるようになりました。
スマートフォンから簡単にお手続きいただけるため、これまで以上に気軽に子どもたちの未来を応援していただけます。
「子どもたちの力になりたい」
「少額からでも応援したい」
「思い立ったときに寄付をしたい」
そんなお気持ちを、より気軽に支援につなげていただけます。
▼ PayPay寄付ページ
<税制優遇・税額控除について>
令和7年4月1日より内閣府公認の公益財団法人となり、同年8月13日に内閣府より税額控除に関する承認をいただけましたことをご報告いたします。
本証明に関する有効期間は以下の通りです。
令和7年8月13日から令和12年8月12日まで
税制優遇は、個人様・法人様ともに申請を行なっていただけます。
税制優遇・税額控除についての詳細は、こちら
今すぐできる寄付はこちらから
あなたが寄付することで、夢を持つ子どもたちの生活と夢を応援することができます。
進学を希望する児童養護施設の子どもたちのために、温かいご支援をお願いいたします。
今すぐできる寄付は、こちらをクリック
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。




























